江戸時代の商売は売る人と買う人はいましたが売るものに定価がなかったと言います。
売る方が買いたいという人に言い値を張って売買に持っていくやり方です。
呉服に定価をつけて安心感をつけて売ったのが三井で今の三越と言われています。
昨日は車屋に行って見積もりを取ってきました。
ある人の紹介を持っていったので店長が迎えてくれましたが実際に対応してくれたのは担当者です。
その訳は後から分かりました。
一通り説明してもらい試乗もしてグレードやオプションの希望を聞いてもらい見積もりの段になりました。
担当者は「今回はご紹介ということもございますので頑張らせていただきます」と言ったっきりなかなか出てきません。
流石にまずいと思ったのか途中でやって来て「ただいま店長と上のものと相談しておりますので」と余計なことを言ってまた入って行きました。
取り敢えず紹介者に連絡取ろうとしてるのかなと感じましたが値段くらいすぐ出せよとも思いました。
やっと担当者が持って来た見積もりはそこそこの内容でしたが特別なものは感じず足元を見て値段を提示して来たなとわかるものでした。
「では一旦持ち帰ってじっくり考えます」とお答えしたら「ちょっと待ってください」と再び中に入って店長とやって来て「特別に頑張らせていただきましたが本日お決めいただけませんでしょうか」と言うもんで「確かに紹介を受けて参りましたが今日の今日は流石に無理です」と返答すると「もう少しお時間をいただけませんか」と言うのでまた少しだけ値引いてくるんだなと分かりましたが「ウチの財布の実権は家内にありますのでこの見積もりを持ってどう思うかを聞いてみます」ときつく言ってひとまず退散して来ました。
もうちょっと粘って値引きしてもらうつもりですが、よく考えると不公平がまかり通る商売です。
物事をはっきり言える人や交渉上手な人と弱気な人や値引き交渉を知らない人とでは値段が大きく違ってくるんですから。
B2Bであるならばお客さんで微妙に値段が異なることはありますが消費者相手の商品で相対取引はいかがなものでしょうか。
家にしても車にしてもこれが商習慣として私たちの中に浸透してしまっているのでなんとも思わなくなっていますが民主主義的資本主義ではないような気がします。
至誠